ファストファッションとeコマースの台頭によって、ブランドには消費者のニーズやトレンドにスピーディに対応することが求められています。
そして、小売りもかつてなく複雑化しています。競合のブランド数や、扱っている商品のSKU数、原材料のコストや人件費も増加しており、たとえば化学繊維の価格は、2017年年末から6.4%も増加しています。逆に、商品あたりの利益や商品化のリードタイム、社内のスタッフ数は、減少の傾向があります。
このように様々な課題がありますが、この状況はチャンスでもあります。企業規模を問わず、製品ライフサイクル管理(PLM)などのITソリューションに投資することで、トップを走りながら成功を収めることが可能になります。
PLMがないと
ビジネスが成長するにつれて、人はExcelやメール、PDF、Adobe Illustrator、Dropbox、Word、書類などを使って、目の前の問題や課題に対応していきます。
しかし残念ながら、これがカオスを招き、様々なバージョンのファイルが混在することで、エラーが発生したり、同じ情報を何度も入力する事態になり、情報を探しに無駄な時間を使うことになります。どの情報が最新なのかを簡単に把握したり、商品に関する情報をすべて一ヶ所で管理することはできません。
遅かれ早かれ、このような状況が招くストレスやコストに限界を感じる日がやってきます。
救世主PLM
PLMソリューションは、このような状況を解決するために開発されました。最新のPLMは、私たちの生活を大きく進化させてきたデジタルトランスフォーメーションを実現する、新世代のエンタープライズシステムです。
Centric PLMを使えば、情報を集約して管理できるので、いつでもリアルタイムの商品データにアクセスでき、状況を見える化して、商品開発の各ステップで詳細をコントロールすることが可能になります。そしてクラウドベースのPLMと併せて、商品のコンセプト作りから販売まで、商品ライフサイクル全体をサポートする9つのモジュールを利用できます。さらに、ERPシステムやAdobe Illustratorなど他のシステムやアプリケーションと連携することも可能です。
簡単に使える
Centric PLMのインターフェースは、レイアウトがExcelに似ていて、普段使い慣れたウェブブラウザと同じような機能なので、直感的に操作できます。そして、ユーザーの役割や優先度に合わせてカスタマイズしたダッシュボードも利用できます。Centricは「3クリックを1クリックにまとめる」というコンセプトで、一つのタスクを行うために必要なステップやクリックの数を、可能な限り削減しています。
地味なようですが、データがリアルタイムでアップデートされることで、日々の業務は大きく変わります。過去のある時点でのデータを使ったレポートではなく、商品やコレクションの最新の状況をいつでも確認できるようになります。誰かが情報をアップデートしたら、その変更が即座に反映されるので、コミュニケーションに遅延が発生することもありません。
自然な流れで使えるスケジュール管理
スケジュールを作成し管理する方法は企業によって様々です。柔軟性の高いCentric PLMを使えば、個人の設定に合わせてスケジュールを設定したり、経営層への報告のために一目で全体の状況がわかるように表示することも可能です。
そしてCentric PLMでは、自然な流れでスケジュールが管理できます。原材料や仕様書、BOMなどを承認すると、タスクが完了したことになり、すぐにPLM上で全員が参照できるようになるので、別のタスクを開いてチェックする必要はありません。
またCentric PLMは、遅延管理を推奨しており、遅延が発生していて注意が必要なアイテムをハイライト表示することで、その遅延が他の作業に影響を及ぼす前に、スマートに対応できるようにします。
様々な商品に柔軟に対応
Centric PLMの商品仕様機能では、ベーシックなTシャツから複雑な防護服まで、バラエティに飛んだ商品を作成できます。標準テンプレートを作成したり、既存の商品をコピーして編集することでき、一から商品を作成する作業に比べ、時間を大幅に削減できます。
画像やインスピレーションの素となる素材、既定のサプライヤ、既定のスケジュール、サイズ表、BOM、テスト仕様書など、デザインに関わる情報はすべてCentric PLMに保存でき、何か変更するとその変更が即時で反映されるので、ファイルのバージョン管理も不要です。
モバイルアプリ
Centricのユーザーコミュニティは、技術的な内容に瀬通しており、一般の人がアプリやIT製品を使うのと同じ感覚で、エンタープライズシステムを利用できるようにすることを目指しています。
PLM用アプリには、展示会などの場所で、原材料やインスピレーションの素となるものを写真に収めて、PLMににアップロードしたり、サンプルを確認してすぐにPLM上でベンダーに結果を知らせたりと、様々な機能があります。Field Testingアプリを使えば、テスターがサンプルを着用しながら、着心地や使用感などのフィードバックをスマホを使って入力することができます。
どんな企業でも使える
Centric PLMは柔軟性が高く、すぐに使えるPLMです。最初から全機能を使うこともできますし、必要なモジュールだけを選んで使うこともできます。また、社外のベンダーやサプライヤにもPLMを使ってもらうか、PLM用モバイルアプリを使うかどうかも、選択できます。中小サイズのブランド向けには、クラウドベースのCentric SMBもご用意しています。
様々な規模のお客様が、ビジネスを成長させるためにCentric PLMを導入しています。Centric PLMは、大企業から中小企業まで、様々なサイズのお客様に対応しています。
世界の様々なブランドでのCentric PLMの導入事例をご覧になりたい方は、Marine LayerとMarc Jacobsの事例や、ウェビナーCentric PLM デモシリーズ:PLM4ALLをご覧ください。